ひらめき

バスの揺れ方で人生の意味がわかった日曜日。

バス待ちしてる列はまっすぐ伸びるとは限らなくて、いろんな方向から、バス停の前におもいおもいの方向から並ぶ。でも、たいていの人は列が複雑でも順番がわかっている。私はあの人よりは前だ後だ、だからバスが来たらこのへんにいよう。と判断する。
これは素晴らしい知性なんじゃないか、と思う。

バスの窓際に座ると、スマホだけが光を反射して、窓ガラスに浮いているように写っている。流れていく風景に残り続ける光る画面だけが、実存を証明している。それまで書いていた文章を投げ捨ててこれを書いている。

今ここにあるこの暮らしこそが宇宙なんだよ、と今の僕は思うよ。メリークリスマス。今年はいつもと違う心地のそれ。

寒いけど寒くないね。