挨拶

今日は奥さんの父方の祖父母のお家にご挨拶に行くことになっていた。早起きして電車で片道2時間弱。新幹線なら東京から名古屋まで行ける時間をかけて隣県まで移動する。夏休み中の子どもたちがエルサや白雪姫に仮装して車内に乗り込んできていて、電車に乗るのも遊園地に来ているようなものだな、と思った。子どもたちは大きい駅ですぐに降りていった。こちらはしばらく乗りっぱなしだったので、ノートを開いておいたら原稿のアイデア出しが捗った。電車通勤を嫌ったら「人目があるけど静かな時間」が減ってしまったのは、デメリットだな、と改めて感じた。

ご挨拶をしてお昼ごはんにお寿司を頂いた。一人前を食べきってビール2本飲んだらお腹いっぱいになってしまった。自分としては朝も食べてないのにこのくらいで、と思ったが、身体がついてこないとはそういうことなのだろう。夏バテで片付けばいいが、流石にそうではないような気がしていて、やっぱり運動をしたほうがよいかもな、と思わされた。

奥さんのお祖父様は写真をコピー紙にプリントして保存していた。写真紙は高いし、これだとアルバムが薄くて軽く済むから、と効率的だった。そしてそのアルバムに「思い出」とタイトルが付けられていて、お祖母様が熱心に眺めていたのが素敵だなと思った。

壁紙が新しいし部屋が明るいなあと思ったら、お祖父様がご自分でペンキを塗ったりやすりで壁を磨いたりされていた。趣味がリフォームなんだよ、と言っていて他にも塀を作ったりもしたと教えてくれた。「仕事ばっかりじゃダメ、打ち込めるものを見つけたらいい」とのお言葉を頂く。年長者のありがたきお墨付きが出たので仕事ばっかりしないように心がけたい、と帰り道うとうとしながら思った。