挨拶

今日は奥さんの父方の祖父母のお家にご挨拶に行くことになっていた。早起きして電車で片道2時間弱。新幹線なら東京から名古屋まで行ける時間をかけて隣県まで移動する。夏休み中の子どもたちがエルサや白雪姫に仮装して車内に乗り込んできていて、電車に乗るのも遊園地に来ているようなものだな、と思った。子どもたちは大きい駅ですぐに降りていった。こちらはしばらく乗りっぱなしだったので、ノートを開いておいたら原稿のアイデア出しが捗った。電車通勤を嫌ったら「人目があるけど静かな時間」が減ってしまったのは、デメリットだな、と改めて感じた。

ご挨拶をしてお昼ごはんにお寿司を頂いた。一人前を食べきってビール2本飲んだらお腹いっぱいになってしまった。自分としては朝も食べてないのにこのくらいで、と思ったが、身体がついてこないとはそういうことなのだろう。夏バテで片付けばいいが、流石にそうではないような気がしていて、やっぱり運動をしたほうがよいかもな、と思わされた。

奥さんのお祖父様は写真をコピー紙にプリントして保存していた。写真紙は高いし、これだとアルバムが薄くて軽く済むから、と効率的だった。そしてそのアルバムに「思い出」とタイトルが付けられていて、お祖母様が熱心に眺めていたのが素敵だなと思った。

壁紙が新しいし部屋が明るいなあと思ったら、お祖父様がご自分でペンキを塗ったりやすりで壁を磨いたりされていた。趣味がリフォームなんだよ、と言っていて他にも塀を作ったりもしたと教えてくれた。「仕事ばっかりじゃダメ、打ち込めるものを見つけたらいい」とのお言葉を頂く。年長者のありがたきお墨付きが出たので仕事ばっかりしないように心がけたい、と帰り道うとうとしながら思った。

実感として

今日のお昼は近所に最近できた混ぜそばを食べに行った。一口ライスなら無料とのことだったが、一口という言葉の呪いにかかり、「一口じゃ足りないな」と思わされ、普通のライスを追加注文した。結果死ぬほどお腹いっぱいになった。昔は食べれたのになあ、と読み誤ることが増えてきてしまった。もともとそんなに食べる方ではないけど、身体の実感としてこういうのが人生に差す陰という気がした。

不安を払拭すべく帰りのスーパーでバンホーテンのバニラアイスを買った。前にもブログで書いた、いざという時のバニラアイス。マスカットも入れて食べよう、と思ったけど、帰ったらお腹いっぱいのあまりぐうぐう昼寝してしまった。

はてブに先日取り上げられていたことに今日気づいた。古賀さんのブログを参考にして書き始めました、みたいなことが書いてあって、あ、そうなんだ。と思ったりした。そうなんだけど、改めて書かれるとそこに要約されてしまった感があり、勝手に名前出されて古賀先生に申し訳ない気持ちになった。長年ブログ自体はやってたけど初めて、短い間隔で更新し続けることにより他人が見るのだなという実感があった。

までセット

今週2日しか働いてなくてもちゃんと疲れた。それはそうだ。たくさん休んで回復するのは現在体力であり、休めば最大体力が上がるというのはまやかしだ。休んだからたくさん働けると思わず、たくさん休んでほどほどに働きたい。

久々にお弁当を持っていった。百均で買った弁当箱と箸とバンドで完璧だと思ったら巾着袋を買い忘れた。ビニール袋で包んだら心許なさを覚えたので、あれは必需品だったんだなと思った。子どもが乱雑に扱うだろうから、もしくはかわいさのために必要なのか、と思っていたけど、お弁当は巾着袋までセットなのだ。

時間があったので、労務管理に関する研修を受けたら、お弁当の直後だったのでものすごく眠くなった。自学だし別に誰も咎めないが、テストもあるので堪えて勉強する。テストは合格まで3回くらい落ちたので、染み付き度は微妙だ。研修アンケートにもこまめに復習したいと書いた。でも本心はまとめてセットにして早引きできる生徒手帳みたいなのにして配布してほしいなと思った。

ビジネスライク

久々に出勤した。もっと早く起きてゆったりと朝ごはんを食べたかったものの、しっかり寝過ごしてしまい、慌ただしく出発した。朝ごはんはコンビニで買えばいいや、となった。

ただ、いまの現場の周りがご飯どころはおろかコンビニすらないので、お昼を朝に駅前で買ってかないとならない。そしてお昼を買うときは、いつもついでに終業後のおやつにおにぎりを買う。一回に食べれる量が少ないせいか、すぐにお腹が空いてしまうので、昼から何も食べないと、帰り時間ほんとうにくらくらしてしまうのだ。

つまり今日は朝ごはんも昼ごはんも夕おやつも朝に買ってしまった。朝ごはんはSOYJOY、昼ごはんはサンドイッチ、夜おやつは納豆巻。うーん…なんだかビジネスライクだな…とビニール袋の中を俯瞰した。ご飯って続けて考えるとなんか圧縮されてしまう。ごはんを考えるのは一回ずつに小分けしたほうが、限られた食事という機会をちゃんと楽しんでいるような心地にさせられた。最近さぼっているお弁当を作るのは、ちゃんと理にかなっているような気になった。

帰ってから夕飯まで少し時間があったので、オモコロの匿名ラジオを初めて聞いていた。いろんな気づきを集める回で、エレベーターの消したいボタンを✕で二度押しする意味の話などどれも面白かった。面白いものに気づこうとすることを意識してるプロだなあと思った。

ちょうどいい加速

ここ2日、家に引き籠もっていた。冬のゲームマーケットに向けての原稿を進めなければならないのを、ずっと後回しにしていた。ちょっとずつ仕事を片付けていくことを練習していなかったせいか、溜め込んでしまう。それでもちょっと前まではご飯をおやつで済ませたり徹夜したり、無理めな勢いで乗り切れることが多かったのだけど、生活習慣の変化があり、それが出来なくなると途端に出力が下がり始めた。程々の出力でなんとかなるように人生を調整してしまった感がある。走り続けるって何事もたいへんだ。

言い訳は御無用とにかくやらねば(ただでさえ一回落としているのに)、と発起して2日間籠もった。「掃除」という名前の音楽プレイリストをかけ、仮初の疾走感で指を走らせることにしたのだがそこそこに集中した。テンションが上がると歌ったり踊ったりしながら考えてしまうのだが、じーっと座してアイデアを待つよりも頭を都度シャッフル出来てよかった。外で音楽聴きながら作業するよりも進んだと思うので判断を褒めたい。それでも必要な作業量の三分の一もいってないことには目を瞑りつつ…。最近のFGОの話が同人誌作りの心構えを説いてきて刺さるものがあった。

昨日は夕飯づくりをサボらせてもらったので、今日はスーパーに買い出しに行って夕飯の準備をした。組み立てた折り畳み自転車にやっと乗った。歩いてる人よりは早い、くらいのちょうどいい加速感であり、急ぐための代物ではないところがいいなと思った。夕飯は蕎麦を茹でて肉を炒めて大根おろしと合わせて食べた。

長かった夏休みもついに終わり、明日からは労働のお出ましだ。仕事のハイペース化、セッションや原稿や合宿の準備が迫りくる8月〜9月前半を乗り切ることができるか。休み中にいろいろやっておけばよかったのに、とならないようにちょうどいい加速感を見出したい。

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自分の中のテンションをあげつつ、気が逸れないギリギリのラインの曲を集めていきたい。

のみぞ知る

寝不足のせいか朝から目が冴えていたので、風呂場の排水溝・換気扇と、空気清浄機と、エアコンの掃除をした。奥の方に埃が溜まってるのを知っていながらみすみす見逃すわけには、とムキになっていた。昔から何かぺりぺり剥がれていく様子を見るのが好きだ。乾ききったかさぶたを剥がしたり、樹皮をむいてきれいな面を探したりしていた。残念なことに決して綺麗好きなのではなく、剥離する現象が好きなのかもしれないな、と思ったりしていた。

終わってから仕事の買い出しに行こうと思ってたのに大雨が振り始めた。お天気アプリは1時間ででやみます、と教えてくれたのでしばし休憩。

雨が上がってそろそろ行けるかな、とベランダの窓を開けてみたらジジッという音がして、また蝉がいた。蝉の待合室じゃないぞ、という気持ちで強めに網戸をぴしゃり閉めた。蝉はびっくりしたのかベランダでひっくり返って動かなくなった。昨日から奥さんはすっかり怯えてしまい、蝉が居なくなるまで外に洗濯物を干さない、と言っている。気持ちはわかるが生乾き臭がしないといいな。その蝉は夕方帰ってきたらベランダから姿を消していた。飛び出して行けたのだろうか、蝉のみぞ知る。

仕事の買い出しのついでにオモコロでやってたボードゲームを買い、夕食の買い出しを済ませたら大荷物になってしまった。重かったので、家の近所までのバスがもう少しうちの近くで停まってくれたらな、と勝手なことを思った。パスタを茹で、豚肉でアスパラをせっせと巻いた。

歯を磨いていたら髭にぽつぽつ白髪が混じっていることに気づいた。休み中無精しているせいで髭がぼうぼうなのだがそこに白いのがあると目立つ。この休み期間にあるストレスは蝉くらいなのだが、老け込んでいることから目を逸らして蝉のせいにしておく。

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蝉も生きてる。

甘い生活

シャインマスカットが8房贈られてきた。奥さんの親戚からのものだけど、2人で食べるには多すぎる。ちょうどお盆休みで渡す相手もおらず、毎食シャインマスカットになりかねない事態におののく。とてもみずみずしく濃くて美味しい。他の食べ方を調べてみようか。

家のそばに大学の森があり、夏には蝉がベランダに侵入してくることが稀にある。わりと高いところに住んでるのだが、命短し蝉たちでもここまで飛んでくる元気があるので、この辺の低い家には住めないなと思ったりする。昨日はうっかり部屋の中に侵入を許してしまい、二人とも苦手なので怯えていた。バケツに入れてベランダから出そうと家の中を探したもののバケツが見つけられなかった。なんとか処理はしたが、いざという時のセミ対策を兼ねて100均にバケツを買いに行った。処理したお礼として奥さんからハーゲンダッツをプレゼントされた。

夕方は雨がまあまあ降っていたので、奥さんがウーバーイーツで食材を買ってくれた。けれども豆腐を買ったつもりが本人の苦手な杏仁豆腐を間違えて買っていたらしく落ち込んでいた。杏仁豆腐は自分が美味しく頂いたが、振り返ってみるとシャインマスカット、ハーゲンダッツ、杏仁豆腐と甘味にまみれた1日だった。甘い生活

夏休みはもう少し続くものの明日からは奥さんはお仕事のため、やらなきゃならないことを片付けていくつもりではある。