ぎゅっと。

このところ音楽番組をよく見る。あんまりバラエティー番組に興味を持てず、アニメや映画は気合が足りず、ニュースだけだと息が詰まるので、程よい息抜きとして流れていることが多い。

自分が聞きたい曲があるほうが稀なので、大概知らない曲ばかりだ。なので、新鮮な驚きがあったり、やっぱり全然興味がなかったり、何回夜に駆けるんだよとか思ったり。何回グッバイするんだよとかね、うっせえわってね。文句ばっかりじゃないか。はいすみません。

まあそんななか、この間聞いた、とある曲にショックを受け、最近ずっと話題にしている。それが今回のタイトルの曲なんだけども。もし好きな人いたらごめんなさい、先に謝っておくことにする。

この曲、あまりにも何も残らない後味でびっくりした。聞き終わったのに何も歌詞も曲もまったく覚えてない。詞にストーリーはあったはずだが何の変哲もなさすぎて、まるで流しそうめんの水だけ飲んでるみたいな。普遍的すぎる歌詞や印象に残らない曲で「疲れないことに特化している」から、聞いたかどうかすら自分で気づかない。

流行っているのがtiktokとかだから、音は邪魔しないようになっているのでは?結局BGMとしての在り方なのでは?という意見も聞かれた。なるほど。自分が唄ったり、素材として使う的な意味合いのね。確かにそれなら、癖は少なく、使いやすいほうがいいもんね。

最近いろいろあって疲れているからか、ポプテピピックを垂れ流ししたり、漫才を聞き続けたりとかしてしまうんだけど、わざわざ「意味のあるもの」を摂取するのが面倒な感じになっているのはとてもよくわかる。

ちなみに同じアーティストの他の曲も聞いてみたが、やはり頭に残らなくて、再びびっくりした(そこまで気になるならもはや好きなのではないか?とも言われてしまったが)。

…ここまで書いて、これって「若者のことよくわからんおじさんムーブ」だな?ということに気づいてしまった。合掌。

でも、いくつになっても自分が好きなものを追い求めていたいから、表題の曲は今後も覚えられないと思う。ごめん。ただ、無色透明な社会になっていくことに、ぷりぷり機嫌を悪くしても何も得られないので、もっと楽しく生きていくために、自分の好きなものを探すことは続けていかなければならない。

自分のモチベーションをあげるためには動かすためのエンジンが必要で、これまで団が燃料くれていたところがかなり空いてしまっていたので、ここを埋める何かを、団でもよいし、別の何かを見つけて立ち止まらないようにしたい。やりたいことはあるんだけど、ぼんやりとした不安に包まれて、結局後回しにすることがある。それで後悔してばっかりなので、やっぱり何かに心奪われたいなと思う。

 

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ちょっと前に見たかっこいいやつ。