煮こごり

聞きたい曲があるときに限ってイヤホンがなかったりする。そうやって機会をうかがっているうちにだいたいのことは間に合わなくなる。垂れ流せるものばかり摂取しているうちに、流すことも忘れていく。そんなのはーいーやだ、と思ってはいるのだけど。

仕事はいろいろハプニングが起きて、てんやわんやしているけどまあ充実している。でも仕事人間にはなりたくないってずっと思ってたんじゃなかったっけ?と謎の戸惑いタイムがこのところよくやってくる。

お子さんのいるお母さんや、仕事の重役を任されている人の「もうこっちに舵を切るしかない!」感からしたら、かなりのゆるゆる感に身を委ねてこれまで過ごしてきていて、その結果が、趣味にも仕事にも全振りできていないのだが。

そういえば、バーフバリをこの間見たけど、前編の盛り上がりのまま後編に突入したかったのだが、終わったのが遅い時間で翌日も仕事だしで諦めた。ひとりだったらきっとやっていた。ドライブ感に支配されて生きてきたので、新鮮な判断だったようにも思った(いやその日は諦めきれず悶々としてたんだけども)。結局後日後編も楽しんで見た。

いまコロナのせいで生活を軸にせざるを得ず、それによって自分が変容しているのもわかる。高揚感こそが自分である、と思っていたときとはちょっと違う自分がいる。高揚感を頼りにやっていた趣味のほうが落ち着いてしまうのはとてもさみしい。だから全部高揚している状態でやりたいのだけど、なかなか全部に等しく活力を注ぐのは難しい。テンションをあげる方法をいま模索している時代だから、きっと誰にとっても難しいんだろうな。

こういう煮こごりのような感情はブログくらいしか受け止めてくれないので、こうしてぐつぐつと結論もなく書いている。仕事のこともおおっぴらに記せないきまりだし、よりいっそう内容はぼんやりぼんやりとしていくけど、結局のところ、自分の位置をざっくり測る程度にどっかには書いておきたいのだ。

 

聞いてて、かっちょええと思ったの貼っておく。

www.youtube.com

この曲がかっこいいなと思ってイヤホンがほしいと思ったけど、直後この間の地震に見舞われたから、いつだって欲しいと思ったときが一番買い時だなと思った。