コナンと最近の話

コナンの映画が大変良かった。コナン映画といえば自分の中じゃ「スター共演アクションラブコメ映画」でツッコミを楽しむ映画、でしかなかったんだけど、今回の「ハロ嫁」はエンタメとしての完成度が高すぎて完敗だった。ちょっと感動すらした。

▼以降、ネタバレもあるかもなので気をつけて。

捨てキャラがいない。登場してキャラクターとして活躍しない場面がない。コナンあるあるだが、キャラが多すぎてネームドキャラでもなんでこいついたかなあ…みたいな作品が多かったが、それがほとんど無かった上にそれぞれの見せ場があって、しかもストーリーを邪魔していないのが奇跡のなせる技だと思う。

魅力的なキャラを立てるために事件の内容が大味なことも多かったけれど、今回はきちんと最後までシナリオを楽しめるクオリティを保ち、それでいて「コナンらしいアクロバティックな解決法」がブレない。コナンに求められているものを満たしすぎている。

途中では「いやーこの展開でよくこの時期に公開したな…」と思ったものだけど、最後まで見終わると、「コナン」というコンテンツが社会的影響を与えるサイズであることを制作者側が理解し、コナンらしさは崩さずに出せうる限りのメッセージを込めていることを感じられた。最後の方でコナンがとある人物を止めるシーン、普段なら説教たれてしまいそうなものだが止め方が鬱陶しくなく素晴らしくて泣けそうだった。

コナン映画の中でもダントツで完成度が高く、なんならちゃんとお話考えなきゃな…と刺激すらもらった。あまりにも良すぎて、安っぽい爆発劇の回を見たくなるくるいに。そのくらいの作品なので、このブログをここまで読んでいるような人はぜひ見ていいと思う。

感想は以上。

あとは最近のぐちゃぐちゃとしたこと。家族行事が終わったと思ったのに面倒な展開が発生して、これが結婚で生じる家族の複雑な話ってことか、という実感があった。うるせえ絶対幸せになるしなってるんだ。素敵な指輪を買ったんだ。いいだろ。

職場も新しい環境になり、仲のよかった上司が替わってまったくタイプが違う人になった。それは全然構わないし現状うまくやってると思うが、人に貼りついたイメージというものはなかなか変わらないらしく、勝手に泣いて不安そうにしてると見られたことがあった。うるせえ泣いてもないし不安にもなってない。

セッションするのもカラオケいくのも飲み会するのも不自由な中で壊れないでがんばってるけど、気付かぬふりをして壊れないでいるんだから、あまり気づかせないでほしい。

最近ついにVaundyを聞き始めた。高速道路で聞きたい。

コナンが良すぎたが、来週公開のピングドラムがどうなるか…まだ生きて幸せになるんだ。