いいものになりたい

仕事柄、8月はしんどい。朝から忙しいし、お手伝いの身だから必要ない気を遣う。そのせいか、2度目のワクチンで40度出して休んだのに加えて、また体調を崩して休んでしまった。このところなんだかよく熱を出す。ぱっと上がり、しれっと下がる。自分の体が外因によく反応することが最近わかってきたのだけれど、敏感は敏感で困るし、体が元気ないとやる気も起きないので、ありがたいくせに不便がってしまう。冷房病かなあ。ベッドに横になってご飯作ってもらって、ああ、これが介護…とお先が暗く見えてきたので、元気になって運動をして体力をつけなきゃな~と思った。ボクシングかリングフィットか…とにかくやらねば。

でも、このところ暇さえあればずーっと数独をやっている。修行と称している。いろんなことから目を背けて、修行と称して時間を浪費している。要するに麻雀や将棋と同じで、永遠に繰り返している。そんなことより創作活動したいのだけど、このところずっと停滞していて動き出せていない。わいわいやりたいなはやく。

最近「バラエティでブスとか言ってもらえなくなった」っていう話がテレビでよく出る。いじってほしいのだろうけど、無くなっていってるならよかったな、と個人的には思っている。子どもにはそういうこと言うなと叱る癖に、テレビでは平気で言っているのってダブルスタンダードだなと思うし、そうじゃなくても面白くなってくれればいいのになあ、というのは求めすぎだろうか。テレビの陳腐さを忌避していると、自然とニュースばかり見て暗い気持ちになるから。あちこちオードリーは業界居酒屋トークが面白く、それをオードリーがうまく消化しているのが楽しくて見ている。

ところで、「子供はわかってあげない」という映画を見た。原作マンガが大好きだったので、実写化してどうなる?と思ったけど、よかった。

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これはいいもの。陳腐な青春像から少しずれている等身大のわたしらしさが素直で、上白石萌歌がとてもよかった。子供にとって世界は繊細に見えていて、だからこそ嘘をついたりするのだよな。原作のマンガらしい間のボケが再現されていて、しかも違和感がなかったので原作ファンもみていいと思う。千葉雄大の出番、もう少し見たかったな、原作からちょっと削られてしまったのだろう。でもテアトル新宿のラムネクリームソーダは薄味なのでおすすめしない。

いろいろ、「きれい」であることに執着するあまりいろいろなことに弱いのだろうな、と我ながら思う。都外で働ける気がしない。でもやっぱり、いいものですって言われたい。